こんにちは!
アーサーパパの子育てブログ管理人のアーサーです。
前回に引き続き、子どものけがについての話題です!
私は子どもの頃に、オスグッド・シュラッター病やシーバー病、腰椎分離症やすべり症、頚椎ヘルニアなど様々なケガをしてきました。
その影響もあり、子どもの頃から治療家の方にはお世話になり、自分の身体を見つめ直す機会や身体の構造的な部分に興味を持ち理学療法士になりました。
理学療法士として仕事をしていると小中学生~ご高齢の方まで様々な年代の方と関わりますが、学生のスポーツ障害をみているといろいろな特徴があることに気が付きます。
その中の1つとして、足首(足関節)のケガをしやすい子はしゃがみ込みができないことが多いです!
足首周りのケガにもいろいろな症状がありますが、例えば靱帯損傷。
靱帯損傷
足首には大きく分けると内側の靱帯(三角靱帯など)と外側の靱帯(前距腓靱帯・踵腓靭帯・後距腓靱帯など)があります。
これらの靱帯を伸ばしてしまったりすると一般的には捻挫と言われ、靱帯損傷というケガになります。
他にはシンスプリント。
シンスプリント
ランニングやジャンプ動作などの運動で、足のすねの内側にある脛骨の中央から足首の方に痛みが生じます。
過労性脛部痛、脛骨疲労性骨膜炎、脛骨過労性骨膜炎と呼ばれることもありますが、“疲労”・“過労”と言われるように使いすぎ(オーバーユース)が原因の症状になります。
悪化すると疲労骨折につながるので注意が必要です。
小中学生や高校生で足首周りを痛めて整形外科に受診したり、近所の接骨院に行くケースが多いかと思いますが、そのような子たちの身体をみさせてもらうと痛みの有無にかかわらず、足裏全体をつけた状態でしゃがみ込むことが難しいケースが多いです!
大半の子は、しゃがみ込みと同時に踵が浮いてしまいます!!
研究によると
『野球、サッカー選手におけるしゃがみ込み動作、正座の可否と下肢障害発生との関連性について(2015)』という論文では、しゃがみ込み動作や正座が不可の選手では、可の選手と比べて下肢の障害発生率が優位に高かったとされています。
要するにしゃがみ込みができない選手は、できる選手と比べると足のケガをしやすいということになります!
この研究は、野球選手とサッカー選手を対象にしていますが、足首の柔軟性や走ること、ジャンプすることに関しては他の競技にも共通する部分はあると思います。
これらのことを考えると、しゃがみ込みができる子はケガの予防につながる(可能性がある)!
我が家の長男・長女はまだ2年生・年中なのでしゃがみ込みはしっかりできますが、成長過程で身長が伸びたり、柔軟性が落ちてきたらできなくなる可能性もあるため、適宜チェックしてみようと思います!
子どもたちは習い事で野球やサッカー、陸上競技など様々な運動をしている子も多いと思います。子どもは多少の痛みでも気にせず動き回れてしまう場合もありますが、“痛む場所”や“痛みの原因”などチェックしてあげて、休む機会をつくり、柔軟性の確認をしてあげるのも大切かもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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